診療科目

一般外来

かぜ症候群や胃腸炎などの急性の疾患から、気管支喘息や肥満などの慢性疾患まで、小児にまつわるよく見られる一般的な疾患の治療にあたっています。必要があれば、点滴などの治療を行い、入院加療が必要な場合は市内の総合病院への紹介を行っています。時に、特殊な疾患や診断が困難なケースは大学病院や小児専門病院への紹介も随時行っています。

特殊外来

いびき呼吸器外来

当院では院長、副院長ともに小児呼吸器を専門にしていたため、従来呼吸器疾患の診療に力を入れていました。
気管支喘息など一般的な疾患から、難治性の気管支喘息、上気道狭窄症(喉頭軟化症など)、気管狭窄症、胸郭異常(漏斗胸など)などの疾患の治療にあたっています。
また、必要に応じて、呼吸機能検査、上気道の内視鏡検査を実施しています。

甲状腺外来

東日本大震災後、甲状腺疾患の発生にまつわる不安があったため、平成24年1月より、社会保険桜ヶ丘総合病院(現JCHO)の横澤保先生(甲状腺専門医)にお越し頂き、隔月で甲状腺診療を行っています。
現在は小児よりも結節性甲状腺腫や慢性甲状腺炎といった成人の治療が中心となっています。必要に応じて、穿刺吸引検査による細胞診断も行っています。
また、福島県が行っている甲状腺検査後の結果に関する相談等にも応じています。

小児神経外来

小児科日常診療において、『けいれん性疾患』は緊急を要することがあり、その代表的なものに熱性けいれんやてんかんがあります。
“けいれん”という症状は家族にとっては大変衝撃が強く、動揺や不安が大きくなります。けいれんを来たす疾患は多くありますが、正しい知識をもつことで適切な対応が出来るようサポートしています。

肥満外来「のびのびたけのっこくらぶ」

食生活の変化や活動量の低下など、ライフスタイルの変化により子どもたちの肥満が増えてきました。特に、福島県の子どもたちの体重増加は深刻な問題です。
毎年行われている学校保健統計調査でも、47都道府県のうちワースト上位を占めています。
肥満は生活習慣病の原因となるものであり、子どもの肥満は大人の肥満のもととも言われています。年齢が上がるにつれ、肥満解消は難しくなることが分かっており、より早期に改善してあげることが重要です。
当院も、小児肥満や子どもの体力・運動能力の低下の危険性を県内外様々な場所で訴え、活動を行っています。
地域の子どもたち、保護者の方々に幼少期からの肥満予防や危険性について考える機会を提供し、正しい生活習慣、食習慣、体を動かす楽しさを知っていただければと思っております。
成人肥満に移行させないよう、個々に合わせて、無理なく継続が出来る長期的な支援を行っています。