本日、当院は72歳の誕生日を迎えました。
終戦後の混乱の中で祖母が開業して以来、郡山の子どもたちの健康を守り育むことを第一に地域医療の向上に携わってきました。
1000年の一度の大災害、想定外の放射線汚染事故、そして未知のウィルスとの戦いと、私が入職してから10年の間に驚くような出来事が続いています。

超高速に進む少子化の中で、これからの小児医療はどうあるべきか、色々な課題を突きつけられているます。様々な社会状勢に応ずべく、小児科診療所のあり方や存在意義も大きく変換しなくてはいけないと思います。

6月に新診療所が移設オープンしました。本当は待合室で子どもたちがもっとのびのびと過ごして欲しいと思って設計しましたが、なかなかそうした夢も叶いません。落ち着く日が早く来ないかと願うばかりです。

『福島の子どもたちを日本一元気に!』

『日本の子どもたちの真の復興は福間から!』

をスローガンにこれからも小児地域医療へ尽力を致す所存ですので、今後とも何卒よろしくお願いいたします。

2020年12月1日 院長 菊池信太郎