百日咳の流行が話題になっています。

百日咳は百日咳菌の感染による激しい咳発作や長引く咳が特徴です。感染力が強く新生児や乳幼児早期では重症化しやすいため注意が必要な感染症です。また、成人では3週間以上続く長引く咳(特に夜間)がみられ、知らずに周囲へ感染を拡げることがあります。
現在我が国では、5種混合・4種混合(かつては3種混合)ワクチンの定期接種として百日咳菌の予防対策が行われていますが、百日咳に対するワクチンの効果は45年といわれています。

日本小児科学会では、定期接種後の就学前(5歳から6歳)頃、および二種混合ワクチンの代わりとしての追加接種を推奨しています。

当院では令和7年4月26日から小児科学会の推奨を参考に、就学前から10歳までを対象とした任意での3種混合ワクチン(百日咳、ジフテリア、破傷風)の接種を開始しました。

注1)ワクチンの入荷本数に制限があり、希望通りのご案内が難しいことがありますのでご了承ください。
注2)金額についてはお電話でお問合せください。
注3)二種混合ワクチンの代用接種は現在検討中です。

※令和7年5月1日更新